ケースの内容

酒に酔っていた依頼者が、同居する妻に暴力を振るって負傷させて,警察に現行犯逮捕されました。いわゆる家庭内暴力(DV)による傷害事件です。

相談・依頼のきっかけ

依頼者の勾留が決定した翌日に、警察に捕まった人が無料で一度だけ弁護士の出動を依頼できる当番弁護士制度を、依頼者が利用したのがきっかけです。

弁護活動とその結果

依頼者は当然,被害者である妻の連絡先を知っていましたが,被害者にはすぐに連絡はとりませんでした。私は,夫婦の共通の知人を介して,被害者の意向を確認したところ,妻に被害者感情や処罰感情がないことがすぐに判明しました。そのため,依頼を受けてから2日後には示談が成立しました。しかし,示談が成立したことを検察官に伝えても,再発防止が図られていないため,釈放できないというので,依頼者の希望もあって勾留取消請求をしました。

示談が成立した2日後に勾留取消しが認められて,勾留期間は5日間ですみました。

解決のポイント

検察官のいうとおり,再発防止策は講じられていませんでしたので,勾留取消しは難しいかなと思っていました。しかし,勾留されていて実効的な再発防止策を講じられるはずないので,その点は指摘した上で,勾留の理由がないことを強調したことがよかったのかもしれません。