このページでは、ご家族が飲酒運転(酒酔い運転、酒気帯び運転)をして道路交通法違反事件で警察に逮捕された方に向けて、飲酒運転(酒酔い運転、酒気帯び運転)事件の特徴、逮捕から判決までの流れ、弁護士ができること、弁護士費用などをご説明したいと思います。

1 飲酒運転事件の特徴

飲酒運転(酒酔い運転、酒気帯び運転)の特徴として、次の3つがあります。

  1. 最近の飲酒運転に対する風当たりの厳しさが刑事手続にも反映されています。
  2. 勾留される割合は高いものの、勾留期間は10日になることが多いです。
  3. 初犯であっても起訴されることが多いです。

2 逮捕から判決までの流れ

すでに説明しましたように、飲酒運転(酒酔い運転、酒気帯び運転)事件は、逮捕・勾留になることが多く、初犯であっても起訴されることが多いです。そこで、逮捕から判決までの流れと、それぞれの段階で弁護士ができることについて説明します。

逮捕
逮捕されると、最大で72時間(つまり3日間)外に出ることはできません。警察が事件の捜査のために、もっと長時間捕まえておく必要があると判断すると、48時間以内に本人は、検察官に送られます(これを「送検」といいます)。検察官も同じ判断をしたら、検察官は、裁判所に対して、「勾留」(逮捕より長期間捕まえておくこと)を求めます(これを「勾留請求」といいます)。
すでに説明しましたように、逮捕されるとほとんどのケースで、次の「勾留」に進みます。逮捕中は、家族であっても本人には会えません。会えるのは弁護士だけです。逮捕中に弁護士がすることは、まず本人と面会し、飲酒運転をしたことにに間違いがないか、家族に対する伝言があるかどうかなどを確認します。
勾留
勾留されると、通常10日から20日の間、本人は外にでることはできません。この勾留の間に、検察官は、本人をどのような処分にすべきか決めます。すでに説明したように、飲酒運転(酒酔い運転、酒気帯び運転)の多くは、起訴されます。
この勾留の間に、警察は、飲酒しながら運転をしたルート、飲酒した場所や飲酒量について捜査します。仮に、自宅で飲酒した場合には、警察はお酒の瓶やコップなどを調べるために、自宅を訪れますのでご注意ください。
起訴
検察官が「公判請求」(「起訴」ともいいます)すると、約1か月から1か月半後に、公開の法廷で裁判(「公判」といいます)を受けることになります。本人の勾留は続きますので、外には出ることはできません。
起訴されたら、弁護人は公判の準備を行います。また、裁判所に対して、釈放を求めて「保釈請求」をすることも弁護人の大切な活動です。保釈が認められるためには、150万から200万円程度の「保釈保証金」が必要になります。ただ、本人やご家族に保釈保証金を自前で用意できない場合もあると思います。そのような場合であっても、他に手段はあるのでご安心ください。
人身事故などを起こしていない場合や、初犯の場合、保釈が認められることが多いです。起訴後すぐに保釈請求をできるように、勾留中から準備しておけば、起訴後数日で釈放されて自宅に戻ることができます。
公判
公判では、まず検察官が、本人が飲酒運転をしたことや飲酒した場所や量などを証拠に基いて立証します。次に、弁護人が、本人が深く反省していること、今後飲酒運転をしないこと(場合によっては運転自体を今後しないこと)、再度飲酒運転をしないように家族や周りの人間が支えていくことなど本人に有利な事情を証拠に基いて示していきます。
弁護人は、できるだけ軽い判決になるように、裁判所に対してアピールをしていきます。例えば、本人の刑務所行きを避けるために「執行猶予」付きの判決を求めていきます。刑務所に行くことが避けられないにしても、刑期ができるだけ短くなるように本人に有利な事情を集めます。
判決
判決は一般的に、すべての審理が終わった日の翌週に出されます。判決の内容が「執行猶予」(刑務所には行かずに、猶予期間に犯罪をしないで過ごせば刑務所に行かなくてすむこと)である場合、刑務所に行かずにすみます。執行猶予のつかない実刑判決が出ると、刑務所に行かなければなりません。

簡単ではありますが、逮捕されてから判決までの流れを説明しました。さらに詳しいことを知りたいときには、ご気軽にご相談ください。

3 弁護士費用

飲酒運転(酒酔い運転、酒気帯び運転)事件を当事務所に依頼する場合の弁護士費用は、以下のとおりです。

着手金報酬金
初回接見のみ54,000円なし
認めている事件324,000円324,000円
無罪を求める事件540,000円〜540,000円〜
保釈請求108,000円108,000円